横浜のお祭り

 千歳の家の近所に、天王町という町があるのですが、そこの商店街で、この土日と小さなお祭りをしていました。 「お祭りかー。久しぶりじゃん」  というようなことを土佐弁で思いながら(生まれは高知の千歳なのです)、千歳、ふらふらと出店と出店の間の人でごった返した道を歩きます  千歳が祭りと名のつくものに訪れたのは、最後は高知のよさこい祭り。もちろん横浜のお祭りを味わうのは初めてのことです。  商店街の...

横浜のお祭り - 今日も生きてる

2003/06/14UP

 千歳の家の近所に、天王町という町があるのですが、そこの商店街で、この土日と小さなお祭りをしていました。
「お祭りかー。久しぶりじゃん」
 というようなことを土佐弁で思いながら(生まれは高知の千歳なのです)、千歳、ふらふらと出店と出店の間の人でごった返した道を歩きます
 千歳が祭りと名のつくものに訪れたのは、最後は高知のよさこい祭り。もちろん横浜のお祭りを味わうのは初めてのことです。
 商店街の真ん中にはちっちゃなミコシが祭られて(?)いました。
 しかし、もとより風流という言葉を理解しない千歳には、出店しか目に入っていないのです。
 きょろきょろと、出店(主に食い物の出店)を物色してまわりながら、高知の出店とはやはり傾向が違うことに気がつきました。
 横浜ではジャガバター屋さんがかなりの人気なのです。もう、そこかしこで見かけるジャガバターに、トラも溶けてしまいそうな勢いです。
 あと多かったのは、牛肉を串に挿して焼いて売っている店とか、たこ焼き屋さん、広島風お好み焼きやさんですね。
 あと、季節がらか、意外とちらほらとしかなかったのはカキ氷屋さん。
 しかし、今回のお祭りで千歳がもっとも衝撃を受けたのは、ほかならぬこのカキ氷屋さんだったのです!

 カキ氷屋さんの店の台の上には、シロップの入った自動給水機の透明ケース版が数台デンデンと鎮座していたのですが、その容器にのそばに、張り紙が貼られていました。
 そして、その張り紙には、次のように書かれていたのです。

「シロップかけ放題」

なんですとー!!!!!!!

 千歳は驚愕しました。

 だって、シロップかけ放題ですよ、かけ放題!! そんな画期的なサービスが、よもや横浜ではすでに投入されていたとは!!!!!

 しかも、すべてのカキ氷屋は例外なくかけ放題。つまりかけ放題が当たり前の状態。

 ――すべての、かけ放題じゃないカキ氷しか知らない者たちに告ぐ。

 己の価値観に確固たる自信がないのなら、横浜には気をつけろ!
 特にお祭りには注意しろ!
 出店を見かけたら目を逸らし、鮮やかな色の容器が並ぶのを見かけたらそれは最後の警告だと思え!!
 そして、どうしても間に合わないと気がついた時にはあきらめて目を閉じ、心の準備の時間を自らに一瞬だけ与え、そして刮目せよ!!

 そこにあるのは具現化した伝説。
 見る者の常識を食らいつくしつつも、なおも鮮やかに咲き誇る、その名はカキ氷――シロップかけ放題のカキ氷――!!

 ――なんて表現しちゃうほど驚いたと。まあそんな話です。

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Posted by 千歳 at 2003年06月14日 16:44 EDIT
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